Si R&D

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技術用語 解説


技術用語 解説


オプティマイズドエアフロー」と「エアクールドマネジメント」という2つの言葉。どちらもSi R&Dで考案された新しい概念です。



オプティマイズドエアフロー」とは、サーバ運用における冷却の最適化を意味します。静音ラックの場合では、騒音低減を実行するためにラックを密閉すると当然ながら熱がこもります。マシンが要求する冷却条件を強制的な方法で適正化することで、密閉状態でも安全にサーバ運用が行なえるようにする最適化技術です。この手法はお客さまのマシン構成ごとに個別に考慮する必要があり、静音ラック導入時の全てに付帯しています。



「エアクールドマネジメント」とは、上記最適化をさらに幅広く応用しようとする概念であり、静音化以外の場面でも役立つ方法として広くアピールしています。「エアクールド」は「室温空冷」を意味し、従来の生活室温の範囲でサーバを出来るだけ効率的に運用することを目的とします。複雑な水冷マシンでの対処ではなく、ルームエアコンの強化でもなく、なるべく電化製品の追加購入をしないで、従来のシステムを最大限活用する「電力削減手法」と定義しています。消費電力の少ないファンユニットで強制的な空冷効果を適切な方法で配備することで、従来不完全だったマシン冷却を適切な状況へと改善し、マシンの排気温度低下→室温への影響を最低限とする→エアコンの負担を軽減→電力削減を実行!! する全体的「=俯瞰的」な手法です。サーバラックだけでなく部屋全体のエアフローまでマネジメントします。



さらに拡大俯瞰すると、省エネや地球環境への配慮は、私たちの暮らしをより快適なものへと進化させるための義務、責務と考えます。製品の品質や実効性だけでなく、技術サービスや活動の意義、目的が明確なもの。俯瞰的な目的達成を提供することで、より多くの皆様にお役に立ちたいという願いを、2つの技術用語に表しています。


●例:サーバ室の最適化施工


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