24U以上のサイズはありますか?
dBseries静音ラックSYSTEM4.5のカタログ上のラインナップは6Uから24Uまでとなっていますが、それ以上のサイズも造っています。一般的に24U程度までのサイズが仮設設置での機能性・移動の自由性を活かせます。また、サイズが大型になるほどコスト上昇率が上がることなどの理由によりカタログには載せていませんが、お客さまの諸条件により代替される要素が相殺され大型サイズを提供する例も多くあります。
代替要素とその対策例
●耐荷重
マシンの総重量を調査してスチールフレームなどの補強を行う場合がありコストが上がります。総重量が比較的軽量の場合には不要となりコスト上昇を抑えることができます。
●転倒防止
横方向への転倒の危険が増大します。耐震スタビライザーや専用の部品で補強します。ご使用方法の工夫でも対策できます。片側を壁面に沿わせることや他の家具類を隣接させたり、首振りキャスターの向きを外側向き〈ハの字)にしたりする方法があります。また、マシンのマウントを下寄せにすることで重心を下げます。
●配線量の増加、必要風量の増加
通常仕様の配線口だけでは不足する場合があります。配線口を増設しますが、騒音の小さな機種をラック外設置とする方法などを同時検討していきます。
35Uの製作例
下20Uが静音ラック、上15Uが横向きのオープンラックです。大量の配線やハブ類、パッチパネルは騒音対策が不要なので上段へ設置。下段にサーバ類の騒音対策。上段にはアクリルスモークパネルを装着して意匠性を持たせ、その背面はオープンラックとして配線の自由度を持たせています。耐震スタビライザーとオフィスレイアウトの工夫により転倒防止を行なっています。
また、30U、33Uなどの提供例も数多くあり、お客さまの諸条件に応じて自由設計で対応します。
既存40Uラックなどの騒音対策にはdB-HCP防音パーティションが有効になることがあります。
Si R&Dでは「製品の提供」よりも「結果の提供」を重視した技術サービスを行なっています。お客さまの問題点を詳しくお伺いし、課題を与えていただければ最高最善の方法で解決案を提供します。是非、難易度の高いテーマをご相談ください。
騒音と放熱の問題をスマートに解決→Si R&D