Si R&D

株式会社エスアイの製品情報、技術情報などをご案内いたします。

サーバーの熱対策

専用のサーバー室を持たない中小規模のオフィスではサーバー台数が増えるほど熱の問題が大きくクローズアップされます。扇風機で風を当てたりエアコンを強化するだけでは満足な放熱・循環が得られず、しかし専用空調付きのサーバー室はスペースやコストの都合で持てないと言う場合に、dBseries静音ラックの技術が部屋全体で応用できることがあります。


着目するテーマは

1.排気のループを防止すること
2.適切な風量を確保すること

この2点だけで効率的、省エネ、しかも静音化まで達成できるエコロジーな手法で目的達成が出来ます。


一般的なオフィスであれば人が活動できる室温に設定されていますので、サーバーに対してはその温度で必要風量を供給すれば問題は起こりません。どの部分にどれだけの風量を確保すれば安全に運用できるかをdBseries静音ラックでは独自の手法と計算で算出しますので、これを静音ラック部分だけでなく部屋全体でのテーマとして広範囲に設計すると無駄なコストをかけずに効率的な熱対策、騒音対策が達成されます。


問題が起こるのはサーバーからの熱を含む排気が再びサーバーに吸気されてしまうことです。これを防止するにはラック内とその周辺での空気の循環・経路を正しく設計すること、
排出された熱をどこに向けて処理するかがテーマになります。
特に室外へ熱を排出できる場合はそれに見合う風量を室外から供給する必要があります。
オフィス内での循環経路設計では、排出経路として天井裏の利用が出来る場合があり、消音チャンバーとしての容積確保として有効な手段となります。


部屋全体でテーマを持てば、大きな静音ラックを設計することと同様になりますので、ファンを回すほんの少しの消費電力だけで大きな目標達成、熱対策と消音が可能になります。
コストが少なく段階的な対策が出来ることも大きなアドバンテージです。詳しくはこちら