一般の居住用一戸建てや居住用マンションなどで静音ラックを求められるケースが時々あり、ほぼ全例で導入に否定的なアドバイスをしています。オフィスとは異なる条件がありますが多くの方はそれに気づかず(知らず)、オフィス向けの文言(性能や効果のアピール)をそのままに解釈してしまうことが多いです。
一般住居では静音の要求値が全く異なりレコーディングスタジオ並み、又はそれ以上の静けさを求められます。オフィスでは聴こえないほど僅かな音だけでもクレームになります。そのような場所にオフィス向け静音ラックを導入しても十分な効果には達せず満足いただけない状況が予見されます。
一般向けには通常以下のようなアドバイスをしています。
1. 静音性能がオフィス向けであり、一般住居には向いておりません。
2. 大きさが業務向けであり一般住居には向いておりません。
3. 価格が企業向けであり個人の方には向いておりません。
さらに、要求値に応じて静音性能を高めるには価格上昇、サイズ拡大となり、個人の方が求める「安く小さく」とは相反する条件になります。
B to Cでの静音ビジネスはトラブルも多く、そのような社会実態も当社で認識しています。どうか判断ミスのないように十分なご考察の上、ご検討をお願いします。無理な押し売りはしませんので。
実験的な目的での導入や結果責任の所在をご理解いただけるような方でしたら製品の提供自体は否定しませんので、ご理解とご協力をお願いいたします。
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