●スマホで動画撮影
騒音状況を録画する場合は「AGC」に注意が必要です。
AGCとはAuto Gain Control装置、多くの録画機で自動録音が設定されており大きな音も小さな音も均一に自動調整されて、どちらも「聴きやすい音量」になってしまいます。スマホでは通常装備、ビデオカメラでもそれを無効(マニュアル操作)に出来る機種は限られます。たいへん説得力の欠しい逆効果になってしまいますので注意してください。
当社ホームページにはAGCをオフにした正確な音量差の動画が用意されていますので是非ご利用ください。
●スマホで騒音測定
騒音計アプリで手軽に音量測定できますが、測定条件や補正が不明瞭では比較数値としては利用できません。それらを無視した数値では10デシベルも20デシベルも違いが出ますので、かえって混乱を招く原因になってしまいます。
騒音源から正確に1mの距離であること、マクロホンの周囲に干渉物が無いこと、壁の反射音や定在波の混入による増幅が無いこと、ある場合は補正して検討できる知識を有していること等が重要項目。
特に一般の方に難しい部分はその音量が正確に対象物の実態なのか、周囲からの雑音の混入であるかの判断です。騒音計は対象物とそうでない音を識別しませんので、それに頼らず聴感での判断が出来る専門家の測定が適切です。
音の専門家、株式会社エスアイが全てを用意しておりますので是非ご相談ください。
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