Si R&D

株式会社エスアイの製品情報、技術情報などをご案内いたします。

ビジネスアドバンテージ


◆風量適合のアドバンテージ

Si R&D静音ラック「遮音×放熱」パーフェクト。どんなお客さまに対しても完全な騒音密閉と安全運用を両立させます。

防音と放熱を両立させることは一般的には相反する要素であり、他社の類似品ではどちらも不完全なものが(残念なことに)多く流通しています。では、Si R&D静音ラックは何が違うのか?それは設計性能だけではなく「風量適合」「エアフローマネジメント」という概念に重要なポイントがあります。

風量適合とはマシンが冷却に必要とする風量をラック側から正しく供給できるかどうか。エアフローマネジメントはラック内で排気熱が吸気側に回り込まないように流路を管理すること。この2点はお客さまそれぞれのマシン構成によって異なりますので、十分なマシン調査を実施して完全な目的達成が得られるようにラック仕様を決めてから供給をしています。これを「個別専用仕様」と呼んでいます。

風量適合とエアフローマネジメントを供給側責任で提供しているのは当社だけであり、他社ではその概念すらありません。それらをお客さまが判断しようにも根拠となるデータ、手法が用意されておらずたいへん不合理です。

よくあるご質問で熱量何キロワットまで対応できますか?と聞かれますが、マシンの消費電力やカロリーで適合を検討するのは部屋の空調機に対しての手法です。静音ラック単体では空冷、マシンも空冷ですので空気の量「=風量」を用いて運用の可否を対比させます。

さて、ここで問題となるのが「マシンのカタログには風量が載っていないではないかと、、、、」
この疑問は次の項目で↓


◆実績蓄積のアドバンテージ

風量適合の研究、調査は当社では平成17年からのデータ蓄積があります。当初はマシンの内部設計、ファンの仕様、数量や開口率、各パーツの配置による流路抵抗などを細密に調べて実際の測定値(風速)との対比を試みていました。すると似たようなマシン仕様で近い数値となる要素を発見していきます。それを次々とモデル化、サンプル化としました。今では多種多彩のモデルの中から類似仕様を当てはめることで素早く予測値を割り出せるようになり、カタログ上の検討だけでもかなり正確な適合を算出できるようになりました。この社内データの蓄積があるおかげでこれだけのビジネスアドバンテージが得られています。過去1500件を超える物件で導入後の騒音クレームゼロ、放熱事故無しという成功実績が全てを証明しています。


◆R&Dの意味

これからも研究開発の手は休めません。目新しいマシンに出会うたびに調査、測定を実施。導入結果まで追いかけての検証を繰り返します。屋号にR&D(リサーチアンドデベロップメント)と名付けた意味がここにあり、皆様から与えていただいた課題、宿題をパーフェクトにやり抜くことが我々のミッションであると受け止めています。
ひとつのお取引物件から得られたデータの蓄積を、次のお客様に次々と還元していきます。未来の共同創造です。みなさまのご協力のほど、引き続きよろしくお願いいたします。


静音ラックの開発研究所→株式会社エスアイ




















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